第2回講演会「逆風こそ飛ぶチャンス」

平成18年10月1日、渡辺ジュンさんを講師に お迎えして講演会を開催いたしました。渡辺さんは大学で心理学を学ばれ、その後、いろいろな職を転々とし、フリーターの “はしり” に。結婚、離婚を経て現在セラピストとして活躍 されています。長男の不登校、ダウン症の次男 の療育・就学・就労などの問題に真っ向から立ち向かってこられました。次男の元君は映画「able」に出演。お友達の自閉症の元君とアメリカにホームステイしたドキュメンタリー作品です。

講演会は渡辺さんの穏やかな語り口で始まりました。その穏やかな雰囲気とはうって変わって、お話は親としての強い力を感じました。 逆境の中でチャンスをつかむには、それが欲しいと強く思うことが大切であり、 何かが優れているから、できるからチャンスをつかめるのではないと言うこと。そして、そのチャンスを生かし、勇気を持って子どもの背中を押したことで親も子も 成長することができたと言うことを、ご自信の経験からお話されました。 改めて自分自身や子どものこと・親子関係など見つめ直すことができました。 同じチャレンジド(障がい児)の親として共感できるお話で、とても励みになりました。

今回、お忙しい中、124名の方が足を運んでくださいました。本当にありがとうございました。また、講演会を開催するにあたり、会場の設営・案内・託児などに26名のボランティアさんにご協力いただきました。あいあいセンター・西部療育センター・あゆみ学園の先生方、吉田ボランティアグループ、川瀬ボランティアグループ、 福岡国際医療福祉学院の学生さん、通園施設に通う保護者の皆さん、本当にありがとうございました。スタッフ一同感謝の気持ちでいっぱいです。

参加者:124名 ボランティア:26名 託児:36名

◆渡辺ジュンさんについて

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渡辺 ジュンさんについて

1947年生まれ。上智大学社会学科一期。トランスパーソナル心理学、フランクル心理学、ウィジョン心理学を学ぶ。物理学、幾何学に憧れるも才なく断念。卒業後は、ニットデザイン、テープ起こし、秘書、宝石鑑定などと職を転々とし、フリターの”はし
り”となる。結婚して二児をもうけるが44歳で離婚。長男の不登校、ダウン症の次男の療育・就学・就労などの問題に真っ向から立ち向かう。
1999年よりセラピストとして活躍。2005年より講演会執筆活動を中心とする。著書「able生まれるだけで冒険だった」「療育サバイバルノート」月刊「PSIKO」連載掲載中。渡辺さんのホームページは

<こちら>

次男の元くんが出演された映画『able』についてはリンクの『ableの会』よりどうぞ→<リンク>

<渡辺さんの主な著書>


『able生まれるだけで冒険だった』(元就出版社)


 


『療育サバイバルノート』(元就出版社)