第3回勉強会「きょうだい児との関わりについて」・・・パネルディスカッション

 平成18年5月20日(土)、あいあいセンターにて勉強会を開催しました。コーディネーターに西部療育センター長で小児科医の宮崎千明先生、パネラーに障がい者のきょうだいの方3人をお迎えし、きょうだいや親に対する思い、生活や出来事などを討論形式でお伺いしました。幼児期・社会人・現在の流れに沿って、「子どもの頃はどのように過ごしてきたのか?」「障がいをいつ認識したのか?」「きょうだいのことをどう思っているのか?」など、私たち保護者が気になっている事や悩みを率直に聞くことができ、とても参考になりました。パネラーの皆さんは、分けへだてなくきょうだいに接することが大切だと言われていました。どうしても、障がいのある子どもに気を取られがちになりますが、きょうだいの出すサインを見逃さないように、今をしっかり見つめていきたいと思いました。
 また、皆さんはとても明るく、前向きで、障がいのあるきょうだいがいたことで世界が広がったと、おっしゃっていました。コーディネーターの宮崎先生とパネラーの皆さんのお話は、とてもわかりやすく、楽しく、笑いの耐えない明るい勉強会となりました。私たち保護者の心も晴れわたり、明るい日が差し込んできたように思います。
今回、43名の保護者が参加されました。参加者の方々から、「とても参考になった」「気持ちが楽になった」、「育児の励みになった」などたくさんの感想をいただきました。また、「きょうだい児の集まりを続けて欲しい」、「いろいろな勉強会を企画して欲しい」などの声もあり、スタッフ一同がんばっていきたいと思います!
 勉強会を開催するにあたり、45名の子どもたちの託児を、あゆみ学園・にこにこ園・のびのび園の先生方、吉田ボランティアグループのみなさん、西日本ボランティアのみなさん、総勢32名の託児ボランティアさんにお願いすることができ、安心して勉強会に参加することができました。本当にありがとうございました。今回は、きょうだい児だけを集めて、ゲームやパネルシアター・エプロンシアターなどを、吉田ボランティアグループのみなさんに企画していただき、楽しい時間を過ごしました。これを機会にきょうだい児同士が友達になり、つながりができていけばと思います。