平成19年10月8日、ふくふくプラザ(福岡市市民プラザ)にて、掛屋剛志君のコンサートを開きました。当日の朝はあいにくの雨模様だったのですが、コンサートが始まる頃には天気も回復し、たくさんの皆さまにご来場いただきました。 「ぼくの演奏が上手だったら拍手をくださ~~い」という剛志君の挨拶でコンサートが始まり、オリジナル曲が次々と披露されました。普通のダンボール箱すら楽器にしてしまう剛志君。綺麗な音色と歌声に私たちはただただ感動するばかり。1曲終わるごとに会場から拍手がわきおこり、剛志君は首を左右に振って応えていました。 閉幕後も、ロビーで剛志君とご来場の方々との握手や記念撮影が行われ、賑やかなうちにコンサートは無事終了いたしました。 今回のコンサートは来場者230名でした。その中でチャレンジドの皆さんも多数来場していただきました。今回のコンサートを支えていただいた21名のボランティアの皆様、本当にありがとうございました。また、私どもの不手際で開場の時間が遅れてしまい、ご迷惑をおかけしましたことをこの場をお借りしてお詫び申し上げます。 最後に剛志君、すてきな演奏をありがとうございました。
■コンサート曲目
■剛志君のCDとご両親が書かれた本の紹介
●やすらぎの時代へ CD+DVD 2枚組 CD収録曲 1.やすらぎの時代へ 2.おかあさん 3.ありがとう さようなら 4.やすらぎの時代へ (オリジナルカラオケ) DVD 剛志くんのプロフィール |
●きみに逢えて本当によかった 「さあ、剛志、拍手を光に生きていこう」 ご両親が剛志君の誕生から、これまでを綴られたドキュメントです。 |
■剛志君のプロフィール
現在、佐世保養護学校 中学部3年生。視覚障害、知的障害を併せ持ち、小学部時代を盲学校(時津町)で過ごしました。幼い頃より、音楽に秀でた才能を発揮し、音楽が大好き、拍手をもらうことが大好きです。独創性のあるピアノ、パーカッション、歌とその才能は、図りしれません。オリジナル曲も、100曲を超えています。2005年5月、NPO法人日本バリアーフリー協会主催の障害者コンサート全国大会(ゴールドコンサート)にノミネートされ、最年少ながら、オリジナル曲「むかし」で作曲家の平尾昌晃さんより審査員特別賞を受賞。同年8月には、日本テレビ「24時間テレビ」において、日本武道館で熱唱。全国から反響が寄せられ、現在は月に3~4回、長崎県内を中心に、遠くは東京、福岡、島根などでのライブを行っています。県内の小・中学校でのコンサートでは、各学校の校歌を演奏して、一緒に歌ったり、オリジナルの曲を子どもたちが口ずさんだりと楽しい演奏会になっています。昨年は、両親が成長の記録をまとめた本「君に逢えて本当によかった」(日本文芸社)の出版、CD「やすらぎの時代へ」(HMSレコード)の発売など、ますます活躍の場が広がってきています。 演奏を聴いてもらって、拍手をもらうことが生き甲斐です。『ぼくの演奏を聴いて上手だったら拍手をください』(本人談)(2007/10現在)