ヘルパー研修「災害の疑似体験と救命救急について」

5月26日 福岡市民防災センターにて、ヘルパー研修「災害の疑似体験と救命救急について」を行いました。福岡市民防災センターは、いざという時のために実際にいろんな災害を模擬体験して、防災に関する知識・技術・行動力を身につける施設です。ヘルプ中にも起こり得る災害にも、冷静な対応で利用者と自身の安全を守るためのスキルアップを目指します。
 今回は約一時間半で、火災体験、消火体験、地震、強風体験の疑似体験をし、最後にAEDの使い方の講習を受けました。まず火災体験では、暗闇の中誘導灯を目印に出口を目指す体験です。たくさんの扉、部屋に充満している煙、暗い部屋……。今回は3人1組で行動したので、声かけなどをし何とか出口を目指すことが出来ました。白い煙でも1m先も見えないぐらいです。本来の火災になると黒い煙が充満し、その煙を吸ってしまうと息ができなくなってしまうそうです。
 次に水消火器を使っての消火体験を行いました。消火器は①ピンを抜く②ノズルをはずす③レバーを握るの3つの操作で消火器は使えます。初期の消火には有効ですが、火災が広がった時は逃げるのが大事だそうです。
 地震体験では震度6強と震度7の揺れを体験しました。揺れると分かっていてもいざ揺れるとその力はスゴイです。震度7は東日本大震災と同じ揺れです。この実験装置では揺れ幅の制限があります。実際の地震では上下に1メートルは動くと聞きますます、地震の怖さを思い知らせれました。
 強風体験では風速32メートルを体験しました。徐々に風速が上がっていくのが分かるのですが、前を向いていると息も出来なくなるぐらいで、横を向いたり、下を向いたりでやっと呼吸ができるようでした。
今回さまざまな災害の疑似体験をして、災害の怖さを実感しました。「いざ……」ということが無いのが一番ですが、もし万が一の時は今回の体験が活かされるのではと思います。

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■AEDの取り扱い方を教えて頂きました