シーティング研修

 10月27日(月)、ふくふくプラザ201研修室にて、ヘルパーとルーム支援員合同のシーティング研修を行いました。今回の研修は、長年身体の不自由な方のための道具作りをされてきた株式会社きさく工房の大久保健(たけし)さんを講師にお迎えし、車いすの基本的な構造やパーツの名前、操作の仕方などを説明していただきました。
 ティッピングレバー(キャスターを上げる時に足で踏むところ)の使い方では、日頃から介助の際に悩んでいたヘルパー、支援員も多く、足を踏み込む方向、ハンドルを押す方向などを丁寧に教えていただきとても参考になりました。また、車いすの操作の際には、乗っている方への声かけが大切で、いきなりリクライニングを倒したり、段差を超えたりしないということ。操作の前には「声掛け」、そして「ゆっくり」と操作することなど車いすに乗っている方に寄り添った介助の心得も教えていただきました。
 
 きさく工房では、車いすを製作されるときに「操作性はよいか?」「サイズは合っているか?」「乗り心地はよいか?」を大切に考えておられるそうです。操作性やサイズは触ったり、見たりすれば分かります。しかし、車いすに乗られる方と意思疎通が難しい場合、乗り心地を確認するのはなかなか難しいそうです。そのためにも、日頃から保護者や支援者が乗られている方の表情や様子をみて、乗り心地をしっかりと確かめてほしいとのことでした。
 
 お忙しい中、講師のお願いを快く引き受けて下さったきさく工房様、本当にありがとうございました。。今回の研修で学んだことを今後の支援に活かしていきたいと思います。

 

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