全体研修「音楽療法について」

 7月4日(月)、「クックルームよこて」にて、当放課後等デイサービスクックルームの支援員で音楽療法士の山崎仁美さんをお迎えして音楽療法についての研修を行いました。音楽療法の定義は、「音楽の持つ、生理的、心理的、社会的働きを、心身の障がいの回復、機能の維持改善、生活の質の向上に向けて、意図的、計画的に活用すること」。具体的には、対象者の生活改善に向けての目標達成の手だてとして、音楽(歌う・聞く・楽器操作・身体運動など)を用いながら、障がいやそこから生じる問題の軽減や改善、心身の発達の促進、運動機能の回復や向上を図るものだそうです。

 研修では、実際に先生が日頃されている音楽療法のプログラムの一部を体験し、どのように対象者にアプローチしているかを学びました。音楽と一緒にトランポリンを跳んだり、リズムに合わせて〇「まる」や△「さんかく」を描いたり、ウィンドチャイムやシードラムの音色を聞いたりしました。音楽や音が本来もつ、心地よさ、楽しさ、などを感覚で学び、楽しみました。 また、音楽療法を定期的に受ける、脳性まひの女の子や脳梗塞の後遺症で失語症になった男性の様子を撮ったDVDを拝見しました。時間の経過とともに機能改善していく姿には目を見張るものがあり、音楽の「力」「素晴らしさ」を感じました。

今回の研修で学んだことを、先生とご相談しながら支援の中で少しずつ取り入れていけたらと思います。お忙しい中、講師をお引き受けいただきました山崎さんありがとうございました。

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■シードラム(心地よい波の音をつくります)
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■ウィンドチャイム(ひもを引っ張ると木のボールがパイプに当たり、優しい音色がします)